港一望 人々憩う場を
函館の新しいランドマークに育てようと旧函館検疫所に植えられたサクラの苗木
函館の新しいランドマークに育てようと旧函館検疫所に植えられたサクラの苗木

 函館市船見町のカフェ経営工藤世一さん(50)が五月十九日、函館港を一望できる同町の旧函館検疫所台町措置場に、千本桜運動で贈られたエゾヤマザクラの苗木十本を植えた。

 同検疫所は函館山のふもとにあり、眼下には函館港が広がる。現在の同港の象徴は、旧函館ドック跡地の赤と白のしま模様に塗られた大型クレーン二基。だが、同市が老朽化したクレーンの撤去を決め、工藤さんが「サクラを新たな函館のランドマークにしたい」と、同検疫所横の広場に植樹を思いついた。

 この日は、地元町会の人たちら約十人も植樹作業に参加。今後も枝の剪定(せんてい)などに力を合わせて取り組む。

 同検疫所は函館市が国から買い受け、改修。今後、函館観光の写真や映像を展示・映し出すバーチャルスタジオになる。工藤さんも今月、施設内に喫茶店を開店する予定で、「サクラの下には人が集まる。人々が憩える場所にしたい」と意気込んでいる。



戻る