遺志継ぎ大きい木に
立派な若木に成長したエゾヤマザクラの並木道。患者や病院職員が散策する憩いの場となっている
立派な若木に成長したエゾヤマザクラの並木道。患者や病院職員が散策する憩いの場となっている

 登別温泉にほど近い登別市中登別町の三愛病院(千葉泰二院長)では毎春、二百本以上のサクラが美しさを競う。その中に第一回の千本桜運動で植樹したエゾヤマザクラ三十本がある。高さは九年間で約三倍の三メートル以上に成長、今年も職員や患者の目を楽しませた。

 六五年に開院した三愛病院は、患者や職員、見舞客らに安らぎを与えようと、敷地内にツツジや松などさまざまな樹木を植えてきた。創立二十周年記念で、日米のサクラの女王を招待し、植樹を行ったこともある。

 三十本は数カ所に分けて植樹した。最も多い十数本があるのは、今春開所した精神障害者のグループホーム「アザリア」の前。遊歩道を挟んだ向かいには、登別温泉に通じる道道沿いに市が整備した桜並木が連なり、満開時はサクラのトンネルのようになる。田中秀治事務長は「他のサクラに負けないくらい、立派に育ってくれました」と目を細めている。



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