4月26日から朝刊連載*きずもの*作・西加奈子*画・佐伯ゆう子
ご愛読いただいている和田竜さんの連載小説「最後の一色」は25日に終了し、26日から西加奈子さんの「きずもの」が始まります。価値観の更新を迫られる現代社会を舞台に、人と人との関わりを見つめ直す物語です。挿絵は佐伯ゆう子さんです。
作家の言葉 新聞連載は初めての経験です。毎日の連載、ということなので、「日々の生活を共にする同居人」のように、自分の小説と接していければと考えています。長い同居になるので、敬意と距離感、おせっかいと愛を忘れないように致します。
西加奈子(にし・かなこ) 1977年、テヘラン生まれ。カイロ、大阪府で育つ。2004年「あおい」でデビュー。07年「通天閣」で織田作之助賞、13年「ふくわらい」で河合隼雄物語賞、15年「サラバ!」で直木賞、24年「くもをさがす」で読売文学賞随筆・紀行賞などを受賞。著書に「さくら」「夜が明ける」など多数。
佐伯ゆう子(さえき・ゆうこ) 1980年、神奈川県生まれ。イラストレーター。ファッション誌「SPUR(シュプール)」など3誌で挿絵やイラストを連載中。書籍の装画や広告・ウェブでも活躍している。
北海道新聞社