社会貢献への取り組み
北海道新聞社は、文化、スポーツ、社会福祉などさまざまな分野で社会貢献活動を行っています。
表彰事業では、1947年に制定した「北海道新聞文化賞」が、社会、学術、経済の各分野で北海道の発展に寄与した個人・団体を顕彰してきました。芸術分野では「北海道新聞文学賞・短歌賞・俳句賞」「有島青少年文芸賞」、社会福祉では「道新ボランティア奨励賞」があります。「北海道新聞スポーツ賞」をリニューアルし、2021年度に創設した「北海道新聞みらいスポーツ賞」は、国内外のスポーツ大会で優秀な成績を収め、今後もさらなる活躍が期待できる北海道ゆかりの若手選手や団体などを顕彰しており、パラスポーツで競技経験の浅い選手も対象としています。
イベントは年間約800件の事業を主催・共催し、地域の活動を応援する約2300件の事業を後援しています。「北海道マラソン」は22年から東京五輪マラソンのレガシー(遺産)を活用した新コースで開催。「ほっかいどう大運動会」といったスポーツ事業、音楽コンサートなどの文化事業、豊平川の花火大会、札幌モーターショーも手がけています。17年の「ゴッホ展」、21年の「水木しげる 魂の漫画展」、22年の「古代エジプト展」「国宝・法隆寺展」など、札幌にとどまらず道内各地で幅広い分野の美術・芸術展にも取り組んでいます。また将棋の王位戦と女流王位戦、囲碁の天元戦を主催しているほか、将棋と囲碁の全道選手権も実施。道内における競技の普及とレベルアップを後押ししています。1997年から2011年まで行った北海道千本桜運動は毎年およそ1000本のエゾヤマザクラの苗木を道内各地に寄贈してきました。
1965年に創設した北海道新聞社会福祉振興基金、1992年創設の北海道新聞野生生物基金の2つの財団を通じた社会貢献活動にも力を入れています。社会福祉基金は、広く道民の皆さんの善意を集め、民間福祉事業に役立てる狙いで設立されました。野生生物基金は、残された自然と野生生物を守り、次代に引き継ぐお手伝いをしています。1997年からは5年に1度、「野花の国勢調査」とも言われる「フラワーソン」を野生生物基金とともに開催し、北海道の自然環境の現状と変化を調べています。
このほか、プロ野球の北海道日本ハムファイターズ、サッカーJリーグの北海道コンサドーレ札幌、バスケットボールBリーグのレバンガ北海道、札幌交響楽団を支援しています。